野菜の栄養素を生かした効率の良い調理法

血圧が高い人に、効率の良い野菜の摂り方教えます

昔から、健康のために野菜を食べましょうと言われますが、野菜には、血圧を安定させる働きもあります。ですから高血圧の人や、血圧が上がりやすい体質の人は、積極的に野菜を食べた方がよいでしょう。高血圧の例ではありませんが、以前、礼儀正しさで人気のある某関取が、薬の副作用で悩んでいたときに、薬の替わりに毎朝、スライスした生タマネギを1個分食べ(さすが、お相撲さんはスケールが違う!)、健康をとり戻し、土俵に復帰して、成績を残せるまでに回復したそうです。もちろんどんな病気にとっても、タマネギが効果的とは限りませんが、野菜中心の食生活はお勧めです。

高血圧には、緑黄色野菜やダイコン、イモ類が良いと言われています。野菜には、カリウム、マグネシウム、カルシウム、食物繊維などが含まれていますが、これらは体内の余分な塩分を排出し、血圧を下げると言われています。ちなみに食物繊維は便通をよくするので、肥満の予防にも一役かっていますね。(腎臓障害や心臓病の場合、カリウムの摂取に関しては、医師の指示を仰いでください)

それでは、どのように食べれば、効率的なのでしょうか。例えばタマネギには、血管を広げる硫化プロピルという成分が含まれていますが、これは、繊維を断ちきるように切り、水にさらさず生で食べるのが効果的です。アスパラやナスは、茹でると栄養素が溶け出してしまうので、煮物には向かないでしょう。トマトの栄養素は熱を加えると体に吸収されやすくなり、また油にも溶けやすいので、オリーブオイルで炒めるのもお勧めです。カボチャは、茹でても栄養素が壊れることはないので、茹でたてのホクホクをお楽しみください。

また野菜の皮は、栄養があるので、剥かない方がよいと言われています。できれば皮付きのまま調理してください。私もここ1年程、野菜は皮付きで食べていますが、皮がゴソゴソしてイヤだと思ったことはありません。

しかし、毎日似たような野菜を、同じような調理法で食べていたのでは飽きてしまい、ストレスも溜まってしまいます。たまには、炒めたタマネギや、ナスの煮物を食べても、よいのではないでしょうか。ちなみに、市販の野菜ジュースを過信するのは、お勧めできません。

体調は人によってさまざまです。ある人に効果のあった食材が、他の人にも良いとは限りません。また投薬治療中の人は、食べ合わせにも注意が必要です。栄養相談などを受け、個人に合った食事療法を続けてください。