高血圧に運動療法は、血圧安定の効果がある

血圧の高い人は、そく実行。適度な運動(有酸素運動)を

ストレスや生活習慣により、少し血圧が高いと悩んでいる人も多くなっています。また医者から、血圧を下げるために、運動をするように勧められたされた人もいるでしょう。でも本当に、運動は効果があるのでしょうか。

運動をすると、筋肉や心臓、肺などが鍛えられます。すると血液の循環がよくなり、心臓のポンプも血液を送り出すための無理な圧力が必要なくなり、血圧が下がります。さらに運動を毎日続けていくことにより、肥満なども少しずつ解消され、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病も、改善されてゆきます。またインスリンの働きが改善されるという効果も期待できます。

それでは、具体的にどのような運動が効果があるのでしょうか。30分以上の少しきつめな有酸素運動がよいといわれています。具体的にはウォーキング、水泳、サイクリング(平坦な場所)などです。まず大切なことは、運動を始める前にストレッチで筋肉をほぐし、体を十分温めることです。たかがウォーキング…、と侮らないでください。普通の散歩と違い、いつもよりも歩幅を大きくし、肘を90度にまげ、肩から大きく降り、早足で歩かなければ効果はありません。いきなり歩き始めると、足が攣るなどのトラブルもおきかねません。また腕立て伏せのような、無酸素運動は避けてください。力を入れた瞬間に、血圧が上がるからです。

このような運動を毎日、最低でも2日に1回続けると、軽度の高血圧なら、血圧が安定してきます。しかし忙しくて、なかなか運動の時間がとれない、という人も多いでしょう。その場合は、
・通勤時に、一駅手前で電車を降り、歩く
・駅やオフィスでは、なるべく階段を使う
・お茶、コピーなどの雑用を人任せにせず、なるべく社内を歩く
・休日は、可能であれば早起きをして、運動をする(ただし、一週間分の運動を一気にやることは避けてください)
など、少しずつでも体を動かすことを心がけてください。何もやらないよりは、ずっとましです。

ただし重度の高血圧や、心筋梗塞、腎機能障害など他の病気を併発している場合は、運動が逆効果になる可能性があり、とても危険です。また運動をして、逆に具合が悪くなった場合も、必ず医者に相談してください。

軽度の高血圧は、運動、食事療法、生活習慣の改善により、薬に頼らなくても、血圧を正常に戻すことができます。1度、自身の生活を見直してみると良いかもしれません。