たまねぎは高血圧体質の改善に効果的

一日一個の生たまねぎで、血圧が高めの体質を改善しよう

タマネギは、料理のコクを引き出すために欠かせない野菜と言われています。しかし味の面だけでなく、実は含まれている栄養素も、見逃せません。

生タマネギを食べたときの辛み成分、硫化プロピルは、空気に触れるとチオスルフィーネという成分に変化しますが、これには血液をサラサラにする作用があります。また切った時に涙がでますが、その原因となっている硫化アリルも、血栓やコレステロールの代謝を促進する働きがあります。

その他にも、この硫化アリルが体内でビタミン B1と結合すると、アリチアミンになり、ビタミンB1を体内に留めておく役割を果たします。これによって疲労回復や精神の安定といった効果も期待できます。一見高血圧とは関係がないように思われますが、極度の疲労やストレスも高血圧の大敵です。このようにタマネギは、直接血流に働きかけるだけでなく、精神面でも高血圧改善の大きな味方となってくれそうですね。

では具体的に、どのようにして食べるのが、効果があるのでしょうか。結論から言ってしまえば、いくら“タマネギ好き”な人でも、毎日同じメニューでは飽きてしまい、仕舞には食べること自体がストレスになってしまいます。ですから、たまには“栄養素が逃げてしまう”といわれる調理法で食べても、バチは当たらないと思います。大切なのは、毎日食べ続けることです(毎日食べ続けることが理想なのであって、決して“毎日食べなければいけない”わけではありません)。くれぐれも、“食べること”をストレスのタネにしないでください。

さて、脇道にそれてしまいましたが、理想的な食べ方は、繊維を断ちきるように横に切り、水にさらさず生のまま食べることです。以前、礼儀正しさで人気のある関取が、病気を治すために、毎朝生タマネギ1個分をスライスして食べ、健康を取り戻したという話がありました。しかし、よほどのタマネギ好きならともかく我々一般人は、とてもこのお相撲さんのように、豪快には食べられません。ですから美味しく食べるためにも、調理に一工夫してみましょう。

生で食べるのが理想ですが、刻んだ後に1時間ほど空気にさらすと、栄養分が逃げ出しにくくなります。ですから放置した後に、熱を加えれば、調理の幅も広がります。また水にさらさなくても、お酢を使用したドレッシングをかけると、辛みが和らぎ食べやすくなります。お酢も高血圧改善には欠かせない食品です。一石二鳥のようで、なんだか得した気分になりますね。

タマネギは身だけでなく、皮も利用できます。これは民間療法ですが、皮を煎じても飲むのも、高血圧改善に効果があると言われています。タマネギは丸ごと利用できますね。

タマネギが嫌いな人は、サプリメントを利用してもよいでしょう。しかしこの場合は、かならず医師の指示を仰いでください。