家庭での血圧測定の紹介と注意点

いつ測る?どうやって測る?おうちで出来る血圧測定について

高血圧と診断され、「病院にいって再検査してください。」なんてことを勧められた場合、大きく分けて二つの検査が行われます。

一つ目は「この高血圧はもしかしたら、重大な病気にかかっているせいかもしれないわよ。」という観点から行われる検査です。腎臓や副腎などの臓器に腫瘍があると、高血圧になるということが分かっていますので、腎臓や副腎といった大切な臓器に腫瘍などの問題がないか、調べます。
二つ目は「あらやだ、高血圧じゃない!きっと、この高血圧は体に悪影響を与えているはずだわ!」という観点から行われる検査。高血圧は心臓に負荷を与えますので、心臓が肥大していないか、ということを調べるために心電図や心臓のエコーを取ったりします。また、高血圧は脳卒中の誘因になりますので眼底検査をしたり脳のCTをとったりするかもしれません。

でも、病院で出来ることって、少ししかないんです。勿論、病院では降圧剤を処方してくれますし、当然腎臓や副腎に腫瘍があった場合などは外科的な処置が出来るんですが、やはり高血圧はきちんと降圧剤を飲み、生活習慣を改善していくという手段が一番なんです。そのためにはご自分でやらなくてはいけないことがたくさんあると思います。

「降圧剤はきちんと飲んでくださいね。」
「煙草は止めてください。」
「塩辛いものは控えて!」
いろいろな注文が付けられますが、多くのお医者さんによって進められているのが「家庭での血圧測定」です。

そもそも、病院で血圧を測った場合「本当の血圧よりも高く測定される!」ということが分かっています。病院に行くことで「体が悪いんじゃないか。」「本当は深刻な病気なんじゃないか」と不安になったり、また単に「白衣を着ている人を見るとなんだか緊張しちゃう!」という方もいらっしゃいますよね。病院で血圧を測った場合、様々な精神的な理由で本当の血圧よりも高く測定されることが分かっているんです。

そこで、多くのお医者さんが「家庭で血圧を測定してください」ということを患者さんにお願いすると思います。血圧の安定のためには降圧剤って非常に大切なんですが、普段の血圧が分かれば、お医者さんが処方している降圧剤が患者さんに合っているのか、なんてことも分かるんです。患者さんの体に合ったお薬を処方するためにも家庭で正しく血圧測定ができるといいですよね。

正しく血圧を測るためには、一日に二回、朝と夕方の食事の前に測ることをお勧めします。トイレはすませておいてください。当然、喫煙をした後は測ってはいけません。指先で測るタイプの血圧計ではなく、二の腕で測るタイプの血圧計を使うのが鉄則ですよ。
特に大事なのが、二の腕にまきつける「カフ」。サイズが合ったものを使って下さいね。極端に緩かったり、きつかったりしても正しく血圧を測定できませんよ。