降圧効果のある漢方の長所と短所について

漢方薬におまかせ!東洋医学にもとづく降圧薬いろいろ

高血圧と診断された後、降圧剤を処方されますよね。
「・・・・私は薬飲むのって抵抗あるのよね。」

気持ちは分かるのですが、降圧剤というのは飲んだほうがいいと思われます。やはり、高血圧というのは脳と心臓に決定的なダメージを与えますので、そのことを避けるためにも処方されたお薬はきちんと飲んだほうが良いと言えます。

「リスクは分かっているの、でも・・・・・。」
うーん、それでも、降圧剤を飲むのが嫌だ!という方もいらっしゃるんですよね。

おそらく降圧剤について拒否反応を示す方は副作用を心配なさっていると思われます。確かに降圧剤というのは人為的な方法で血圧を下げるため様々な副作用があります。例えば咳が出る、便秘、頭痛、吐き気、ほてり、といった副作用が気になってお薬を飲む気になれない、とおっしゃる方はいらっしゃいます。お薬に抵抗感を示す背景に「降圧剤の副作用」ということがあるのではないでしょうか。

また、降圧剤を使うと認知障害が進むというケースも近年指摘されるようになっていて、高齢者の方はそちらを心配なさっているということも考えられますよね。この降圧剤と認知障害との関係は科学的に立証されていませんが、実際に臨床にたずさわる専門家の中に降圧剤と認知障害について警鐘を鳴らす方もいらっしゃいます。科学的な根拠はともかく、降圧剤は何年も、もしかしたら何十年も長い期間服用するものですから、やはり薬に対する漠然とした不安感が患者さんの中にあるのかもしれません。

もしかしたら、そういう患者さんには漢方薬がいいのかもしれません。ご存じの通り、中国の伝統医学、つまり東洋医学から産まれた漢方は副作用が少ないことが知られています。
高血圧に効果がある代表的な漢方薬としては「冠元顆粒」「麦味参顆粒」「婦宝当帰膠」などがあります。

東洋医学では、高血圧を「血の流れの滞り」ととらえ、それを体質別にアプローチしていきます。血液がドロドロしている、血液が少ない、心臓のポンプ機能が弱い、ストレスにさらされている、血流に勢いがない・・・・など、東洋医学が考える「血の流れの滞り」はこのように様々なタイプがあります。漢方薬の専門家は患者さんに対して東洋医学をベースにした診断を行っていきます。舌を見る、なんていうのも東洋医学ならではの診断方法です。体質にぴったりと合う漢方薬を処方するため、専門家はさまざまな訓練を受けています。

漢方薬には副作用が少ない、という他にもメリットがあります。それは「高血圧の原因を治療してゆく」というメリットです。降圧剤は高血圧の方の血圧だけを狙い降圧してゆくわけですが、漢方薬は例えば、高血圧の原因である血管の詰まりを治していく、血栓を溶かしてゆく、といった「高血圧の原因を治療する」効果が期待できるのです。また、妊娠中の方は降圧剤を使う時に制限があるのですが、漢方薬ならばそのような方でも安心して使えるというメリットもあります。

漢方薬はメリットがある半面、デメリットもあります。デメリットとしては、漢方薬は比較的高価である、ということが指摘できるでしょう。処方された漢方薬が保険がきかない場合だってあります。また、ご自宅の近くに漢方薬局がない場合はアクセスが悪くなることもデメリットとして考えられるでしょう。

高血圧と診断され、降圧剤を処方されたならば、基本的にはお薬をきちんと飲んだほうが良いと思います。でも、もし降圧剤に不安があるならば、メリットとデメリットを理解したうえで漢方薬を試してみても良いかもしれませんね。