高血圧の飲酒の長所と短所

適量ならば降圧効果あり?お酒と血圧の微妙~な関係

高血圧です、と言われたら、色々と生活習慣を変える必要がありますよね。降圧剤をちゃんと飲むことも必要かもしれませんし、体重を落とすことや、塩分を控えめにするなどの食生活を変えることも大切です。煙草も止めることを勧められるでしょうし、軽い運動を継続する必要もあるかもしれません。
・・・・でも、お酒ってどうなんでしょうね?

血圧が高い人は基本的にはお酒を飲むことは勧められていないんです。そもそも、日本人の飲酒習慣・飲酒文化を思い出して下さい。日本人はお酒は「おつまみ」と一緒に飲みますよね。焼き鳥、塩辛、チーズ、唐揚げ・・・・「おつまみ」という食べ物はやはりお酒がすすむように考えられていますから、基本塩辛いものが多いです。この塩分が多く含まれる「おつまみ」は高血圧の方にとっては命取りになると言っても過言ではありません。ですから、飲酒時にこのような塩分過多の食べ物を摂取するリスクを考えれば血圧の高い人は飲酒をするべきではないんですよね。

また、大量にお酒を飲むことは血圧の上昇につながります。そもそも私達の体の中に入ったアルコールは肝臓で分解されるのですが、アルコールを大量に飲むとこの分解の過程で血圧が急激に上昇することもなります。また、大量のアルコールは交感神経を興奮状態にさせるので、このことが血管を収縮させ血圧の上昇を招いてしまうと言われています。大量に飲酒すれば腎臓からマグネシウムやカルシウムといったミネラルが失われるため、そういったミネラルの欠乏も血圧の上昇をもたらすことになります。やはり、高血圧の方が飲酒をするというのはリスキーなんですよね。

それでは、お酒って飲んではいけないんでしょうか?
実は少量のお酒は「血圧を下げる」と言われています。体内に入るアルコールが少量であれば、アルコールは血管が広げる作用があり、一時的に血圧が下がる効果が期待できます。同時に、お酒というのは私達の精神作用をリラックスさせてストレスを解消することはご存じのとおりです。少量のお酒を飲むことでストレスが解消され、血管が広がり、血圧が下がるということなんですね。もちろん、念頭に置いていただきたいのは「少量の飲酒」ということなんですけどね。

高血圧の方がもし、お酒を適量飲むのであれば、一時的ですが血圧は下がり、リラックスすることができるでしょう。問題はその適量を超えないように節酒できるか、というところにあります。ビールであれば中瓶1本、日本酒であれば1合、ワインであればグラス1杯から2杯くらいが「高血圧の人が飲酒する場合の適量」であると言われています。もちろん、適量を飲酒する場合であっても、塩辛いおつまみをつまんではいけませんよ。もし、節酒が可能であれば、飲酒することはストレス軽減という点ではいいかもしれません。でも、節酒出来なければ・・・・やはり高血圧の方はお酒を飲むべきではないでしょう。飲酒についてはご自分の判断ではなく、是非専門家の意見も聞いて、お酒と上手にお付き合いしてくださいね。