高血圧の方がやってはいけない運動について

いい汗かいたのに・・・血圧上昇!血圧管理と運動療法について

なになに、血圧を下げるためには「運動」だって?それならば、今は空前のランニングブームだし、ちょっと父さん外で走ってくるぞ!まあ、最近腹だって、たぷたぷしてきたからな、よーし、父さんウェイトトレーニングってやつもやってみようかな!

確かに高血圧の方には運動が勧められています。適度な運動は血圧の安定に効果があることは様々な研究から立証されているところ。そもそも肥満は高血圧の危険因子の一つですから、肥満の解消のために運動を行うことはメリットも大きいのです。

でも、運動と一口にいっても、やはり血圧管理の点から気をつけなくてはいけないことが沢山あるんです。

まずはランニングから説明しましょう。
東京マラソンなど、各地で華やかにマラソンの大会が開かれていますよね。ランニングのウェアだっておしゃれな物ばかりです。うーん、走りたくなってきた!というその気持ちは良いのですが、高血圧の方はやはり気をつけなくてはいけない点があります。

それはまず、「血栓が出来ないように走る」ということ。ランニングはご存じの通り汗をかきますよね。水分の減少というのは体内の血液の濃度を上昇させます。その結果血栓ができやすくなり、血管が詰まる原因になってしまうのです。もともと高血圧の方は血栓が出来るリスクも高いといわれているので、ランニングの最中には必ず水分補給をすること。

それから、ランニングは発汗するので「塩分補給」をしますよね。例えばマラソンのエイドステーションには塩分を含んだものが必ず置いてあります。これも高血圧の方がランニングする場合避けなくてはなりません。ランニングをしてもしなくても高血圧の方は塩分をコントロールする必要があることには変わりないんですよ。

それからウェイトトレーニング。
六つに割れた腹筋を見る女性の目はハート型。割れた腹筋は男の勲章!と、妄想している高血圧の方には気の毒ですが、やはり高血圧とウェイトトレーニングは相性が悪いようです。筋肉を肥大させるためには高い負荷をかけますよね。高い負荷をかけて運動をする時には血圧は急激に高くなります。血圧管理の点からいって、血圧が急激に上昇することは避けたいもの。その理由は、高血圧の方がさらに急激に血圧を上昇した場合、血管が切れる可能性があるからです。もし、血管が切れた場所が脳だったら・・・・あの世行きです。

確かに適度な運動は血圧を安定させます。しかし、何事も血圧をしっかりと管理していくという観点が必要です。運動をする前に、主治医の先生に相談して、ご自分に合った運動をするようにしてくださいね。